婚活をすれば多くの異性と出会い、すぐに恋人ができて結婚に至る。こうした幻想を抱いている方はいませんか?
確かに全く何もしないよりかは遥かにましですが、結婚相談所の「成婚率」を40%などと謳っているところもありますが、それは数字のマジックでせいぜい数%だと言われています。
出会いの機会が多いのになぜ成婚しないのか、そこには私の理論である「底辺の男性と中間の女性が残ってしまう法則」を当てはめると合点がいくのです。
「底辺の男性と中間の女性が残ってしまう法則」とは何?
何をもって底辺、中間と定義するかによりますが、ここでは恋愛に関するスキルが全くない人が底辺、そこそこある人が中間だと思ってください。高学歴で大企業勤務であっても「底辺」はありえます。総合的にモテない人だと思ってください。
で、婚活市場ではいくら直接会う機会を増やしても、恋愛レベルが底辺の男性と、恋愛レベルが中間の女性が残ってしまい、この両者は絶対に結ばれないので、何をどうやっても結婚できない、というのがこの法則です。
事実、婚活市場(婚活パーティやお見合い)に行くと、明らかにモテそうもない男性と、「なぜこの人が婚活しているの?」というそこそこイケている女性が多いのです。
男女の考え方の違い
婚活市場において男女ともに結婚相手を見つけようと必死に行動します。人間ですから安易な妥協もできませんが、だからといって過剰な高望みもできないはず。でも、男女それぞれが合理的な行動を取った結果、底辺と中間が残ってしまうのです。これは男女の考え方、もっと言うと本能的なものに由来します。
とにかくエッチしたい男性と安売りしたくない女性
男性はオスとして少しでも自分の遺伝子を残せる相手を探そうとします。ライオンや猿山のボスがメスを独り占めすることからもわかるように、能力があれば多くの女性に子供を残すことができるのです(不倫がよくないとかそういうことはこの際無視します)。
つまり、確実に結婚できる=エッチできる相手を男性は探して付き合います。
男女のレベルがそれぞれ「1」~「10」(1が頂点10が底辺)まであったとすると
男性レベル2→女性レベル2~4をターゲット
男性レベル3→女性レベル3~5をターゲット
と自分と同レベルかそれよりも少し下の女性をターゲットにします。
分不相応な女性とは端から付き合えないと思うのでターゲットにしません。
一方女性は違います。男性があちこちの女性に浮気をして子孫を残せるのに対して、基本的に特定の男性の子供を妊娠してしまえば少なくとも1年は何もできません。ですので、なるべくレベルの高い男性と結婚しエッチすることを望みます。誰でもエッチできれば良い男性と比較し、女性は自分を安売りできないのです。
生物学的な性欲とも関係しています。定期的に射精しないと済まない男性の生理と違い、女性は数をこなすことは必ずしも必須ではありません(好きな人はいますが)。
男性は本能的に定期的にエッチなこと(自慰を含めて)をしないといけない体なのに対して、女性はまだ我慢できる人もいるということです。
女性の行動原理はどうなる?
自分を安売りしなくない女性は、基本的に自分よりもレベルが低い男性とは結婚しません。つまりレベル4の女性はレベル6や7の男性と妥協して結婚できないんです。無論、レベル10の底辺男性などもってのほかです。
そうするとこうなります。
女性レベル2→男性レベル1~2をターゲット
女性レベル3→男性レベル1~3をターゲット
・・・
女性レベル9→男性レベル6~9をターゲット
女性レベル10→男性レベル7~10をターゲット
一見すると男性の底辺でも結婚できそうな気がしますが、女性レベル10はそれよりも上のレベルの男性が持って行くため、まず底辺の男性は結婚することができません。
結果として婚活市場に残るのは?
結果として、女性の場合同レベルの男性と妥協できず、かつ上のレベルの男性はよりエッチしやすい女性ということで下位レベルの女性を選ぶのでレベル5~6の女性が残ってしまいます。
でも、レベル5~6の女性だって、レベル3~4男性のターゲットになるのでは?と思いますよね。ここで「安売りしない」という女性の本能が影響します。はっきり言うと、レベル9~10の女性は自分がモテないことをわきまえているので、レベル7~8の男性からアプローチされれば受け入れます(結婚へのハードルが低い)。
結果として婚活市場にいる男女は
女性レベル5~6
が多いことになります。
未婚率の差はどう考える?
内閣府調査による「生涯未婚率」という(約5年ごとに行っている)調査があります。
ある男女が「50歳になったときに一度も結婚していないであろう割合」を指します。もちろん、50歳過ぎて初婚する人もいますからあくまで目安です。
http://www.gender.go.jp/about_danjo/whitepaper/h25/zentai/html/zuhyo/zuhyo01-00-20.html (内閣府調査)
- 男性約20%
- 女性約10%
あれ、女性のほうが結婚できていて売れ残っていない?と思いますよね。なぜ男性は女性の倍結婚できないのでしょう?それはレベル上位の男性の中に離婚→再婚を繰り返す層がいるのです。1回でも結婚すれば「生涯未婚」ではないですよね。
そのレベル上位の男性が、売れ残っているレベル5~6の女性と(婚活とは別の行動で)再婚するので、女性のほうはまだ結婚できる可能性があります。でも、離婚した女性が底辺の男性と再婚することはなく、結局底辺男性がより何もできずに残ってしまいます。
そこは性欲など本能的な部分がかかわっています。男性はやはりエッチしたい生き物ですので、離婚してもレベルが上位の男性はその対異性スキルを駆使してレベル5~6の女性を捕まえます。でも、底辺の男性はもうどうにもならないのです。
じゃあ昔はどうだったの?
昔だってモテない、イケていない男性は多数いたはず。でも未婚率は今の半分以下でした。これはその価値観を受容するかどうか別にして、お見合いの存在が大きかったです。外見的にダメでもそこそこの仕事についていたり、農家の長男だったりすれば周囲がお見合いをセッティングしてくれました。
そうした機会が大幅に減ってしまったのが理由の1つ目。もう1つは「男尊女卑」的な価値観によって、要はレベル10の底辺男性とレベル8の女性がお見合いした場合、女性が断れなかったんですね。
「25歳過ぎたら売れ残り。さっさと結婚しなさい!」というプレッシャーと拒否できない価値観によって、その時には望まない結婚があったのでしょう。
離婚率のデータも示します
恋愛でもなく好きでもない男性と結婚することが「絶対悪」なのでしょうか?実は離婚率で考えると、お見合いのほうがうまくいくのです。
好きではない自分よりもレベルが低い男性とお見合い結婚した場合、スタート地点は20点とかだと思います。でもこれ以上悪いところが見えないので、だんだん良いところを見つけて加点されていきます。その結果70点くらいで安定します。
でも、恋愛結婚、特にレベル1同士のカップルなどだと妥協しませんから、相手の粗ばかりが見えてきてどんどん減点され、最終的にマイナスになり離婚に至ります。
だからレベルが低い男性と妥協して結婚してくださいとは言えません。そんなの嫌なものは嫌だからです。では底辺男性を救う方法はないのでしょうか?
でも現在お見合い結婚は約5%でそもそも機会がない人が圧倒的多数です。何とかして仲介人を見つけないと…、後は個別対応してくれる結婚相談所になります。
「お見合い」の復権を望みます 最低でもサポートの手厚い結婚相談所
自治体や商工会議所などが少子化対策で「婚活パーティ」などを開いていますが、そこでくっつく人は元々レベルが高く、たまたま恋人がいない人、婚活しなくても相手が見つかる人です。だから、お見合いしてせめて「加点法」に持って行くしか底辺男性がまだ結婚できる方法はないんです。
人の結婚を強制できないわけですから「底辺の男性と中間の女性が残ってしまう法則」の解決法はそれしかなく、それが一番現実的なのだと思います。というヤバい理論ですが、当たっている節はあるでしょう。
日本最大規模の全国展開しているお見合いサイトはe-お見合いだと思いますが、結婚相談所ならゼクシィ縁結びカウンターが良いと思います。専任のコーディネーターと全国展開を店舗で実施しているため。またもともとは結婚式のゼクシィ【リクルート】が展開しているので数々の結婚に至った夫婦のマッチングにおけるビッグデータを持っているため、アドバイスに正確性が高いという他の結婚相談所にない強みがあります。 これは実は大きいと思われます。成功事例のデータを持ってるわけですから・・・
「底辺の男性と中間の女性が残ってしまう法則」まとめ
- 婚活市場では底辺の男性と中間の女性が残って彼らがマッチングすることはない
- 男性と女性の本能的な行動様式の違いから起こるミスマッチングである
- 中間女性は婚活で結婚できなくても離婚した男性と結婚できる可能性がある
- 底辺男性は何をどうやっても自力では結婚は厳しい
- 何とかして「加点法」になるお見合いに持ち込むほかない
- 現状お見合い結婚は減っていて機会がなく解決策が見えない状況